フロー(flow)な私にしてくれ

興味が湧くなら何でもアリ。ストライクゾーン広めで綴ります

2014年矢島カップ2/4 初日タイムトライアルその2

スタート後は若干の上り。サドルから腰を上げてダンシングで進む。

 

何故か重く感じる。

 

自転車が思う様に進んでくれない。不安がよぎる。上り終えて平坦区間へ。

 

平坦区間の様に見えるが緩やかに下っていく。これが折り返しを過ぎて帰ってくる時は「壁」となり立ちはだかる。

 

先の事はともかくこの緩やかな下りを利用してスピードを上げる。しかし試走の時は追い風の区間と思われたが今は完全に横風。

 

向かい風ほどではないもののその影響で思った以上にスピードは上がらない。横風だったものの若干の下りという事で横風の影響は少なく感じていたと思う。

 

これが折り返し地点を過ぎてから痛い目に遭う。


スピードが上がり切らないうちに勾配がキツい坂道が現れた。上がり切らないスピードだったがそれまでの勢いで坂道に突入。

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52×19Tで回し切れなくなる所まで上りその後は39×19T、17Tで坂を上った。

 

しかし昨日までの練習の様にそして先ほどのウォーミングアップの様にグイグイ上っていく事が出来ない!ヨタヨタしている。一体どうしてしまったのか?


納得できないうちに坂を上り切った。そうしたら早くも後続の選手に追い抜かれてしまった。

 

後続の選手は自分より15秒後にスタートしている。折り返し地点を前に抜かれてしまうとはかなりショックだった。

 

ショックを引きずりながら折り返し地点までの下り区間を走行。下りを利用しギア52×17T、16T、15Tと上げる。

 

また下りの惰性を利用し脚を休ませながら走行した。こんなはずではない!と悔しさと後悔を抱えながら。


折り返し地点を過ぎてからはそれまでの下りが上りへと変わる。坂が3つほど間に若干の平坦部分を挟んで現れる。

 

先ほど同様52×19Tで行けるところまで。そこからは39×19Tで走行。坂と坂の間は苦しかったがギアを52×19Tに上げてダンシングで走行した。

 

3つ目の坂が一番苦しかった。それまでの疲労が溜まり息は上がりっぱなしで脚は乳酸でパンパン。

やはりここでもヨタヨタと上る事しか出来なかった。

 

一体どういう事だ?


3つ目の坂を上り切ると一気に下る。

 

そしてその先は横風&ダラダラの上りが続くのである。

 

その区間を少しでも速くそして早くクリアするために下りを利用してスピードを上げた。

 

しかしそのスピードは長くは続かなかった。

 

再三言ってきている様にこの区間のダラダラ続く坂は手強い。今年は入念に対策を練ってきたがそれでも太刀打ち出来なかった。

あれだけ登坂練習を繰り返したにもかかわらず
スピードは一気にダウン。

 

下った直後のギアは52×15T。しかし19Tまで下げざるを得ない状態になってしまった。


そしてスタート直後の横風は今や完全に向かい風と同じ。

 

スタート後に感じていた横風の感覚ではなかった。少しでも早くゴールに辿り着きたい自分を拒否しているかの様だ。

 

完全に失速状態である。

 

そして力尽きてゴールに入線。タイムは13分02秒55。総合順位で395人中81位。クラス別では121人中27位。

 

ゴール後は喉がカラカラ。

 

口の中は水気が全く無い。

 

はやく水分補給をしなければならない。レースの反省はともかく早く水分が欲しい。

 

控所に辿り着き水分を補給。確か350ml入りの炭酸ジュースと500ml入りの水(半分ほど残っていた)を一気に飲んだ。

 

しかし渇きは収まらない。

 

大会スタッフが麦茶やスポーツドリンクを提供してくれていたのを思い出した。

 

空になったボトルを抱えて飲み物を提供してくれている場所へと移動。ボトル一杯(600~700ml)にスポーツドリンクを入れてもらった。

 

しかしそれも一気に飲み干した。

 

もう一度ボトル一杯にスポーツドリンクを入れてもらって飲んだ。ようやく渇きが収まってきた。

 

普段であれば一気に大量の水分を摂るとお腹が「緩く」なってしまう。しかしこの時は全く「緩く」ならなかった。気温が高かったのは間違いない。


渇きが収まってから思い通りに運ばなかったレースについて色々と考えを巡らせた。

 

今更後悔しても遅いが原因を考えた。

 

まずは気温。

 

猛暑日に迫る気温だった。しかしそれは事前から知っていた。そしてレース前は水分補給をこまめにしていた。

 

無駄に日に身体を晒して体力の低下を招いた訳でもなかった。熱中症になったという訳でもない。

 

もしかしたら気持ちは暑さに対抗出来ていたのかもしれないが身体がついていけてなかったかもしれない。


暑さに身体がついていけてなかった状態でのウォーミングアップが過度だったのではないか?

 

レースコースを試走する前にそれほどスピードは出さなかったが30分から40分程走行。

 

そしてレースコースを試走。試走は全行程を試走。所々で大会スタッフの車が出入りしていたのでスピードを緩めなければならなかった。

 

それ以外はほぼ全力で走行。

 

もしかしたらこれがいけなかったのかもしれない。おまけにその後坂道を上る「心肺機能」を上げるため登坂を3回行った。調子が悪くなるダメ押しになったかもしれない。


坂道での走行方法が良くなかったのではないか?

 

昨年はフロントギアを「52」から落とした事はなかった。全行程を通じてフロントは「52」。

 

今回は事前の練習で39×19Tあるいは17Tで走行して感触が良かった。心肺機能には負担は掛かるがグイグイ上って行けるのでそれを採用して走行したのである。

 

結果的に昨年より16秒ほどタイムを失ってしまった。やはりフロントは「52」を使用した方が良かったのだろうか?


向かい風対策が不十分ではなかったか?

 

「きたかみ」の練習も含めて敢えて向かい風での走行を行い向かい風対策を実施してきた。

 

しかしそれも効果が無かった様に思われる。あるいは無駄では無く練習量が足りなかったのではないか?

 

加えてタイムトライアルのゴール手前のダラダラ続く坂道への対策が取られていなかった事が挙げられる。

 

考えてみると自分はダラダラ続く坂道や長く続く平坦区間は苦手である。キツい坂の方が走りやすい。

 

速いという訳ではないしクライマーだという訳でもないのだが。一定のペース(しかも速く)で走行する術を身に付けなければならなのではないか?


色々考えたが自分はいずれにしてもまだまだ未熟という事を思い知らされた感じた。

 

あれこれ考えても仕方がない。

 

諸問題はとりあえず脇に置いて次のヒルクライムに切り替えなければならない。

 

猛暑日に届かんばかりの気温だった矢島カップの初日。その暑さのまま夜を迎えそうだ。

 

慣れていない場所での就寝。そして暑さによる寝苦しさがあるだろう。

 

それでも疲れを少しでも身体から取り除くためには早目の就寝が肝心だ。天気予報ではヒルクライム当日は雨の模様。

 

今日の様な暑さにはならない模様だが果たして天候はどうなるのか?反省と明日への不安を抱えながら矢島の夜は更けていく。


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