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2014年きたかみ夏油高原ヒルクライム1/2

2014年7月5日、6日岩手県北上市和賀町で「第4回きたかみ夏油高原ヒルクライム」が開催された。

 

初日の5日は約5.5kmのタイムトライアル(個人&チーム)2日目は約18kmで標高差555mのヒルクライム(個人)という日程。私は2日間参加した。


7月5日の初日タイムトライアルは9分9秒。総合208人中42位。クラス別(男子G)45歳~49歳以下で24人中5位、という成績だった。

 

総合のトップタイム(8分1秒)からは1分8秒マイナス。クラス別トップタイム(8分51秒)からは18秒のマイナス。

 

www.osamu-san.net

 

当日は秋田の自宅から午前7時30分過ぎに出発。出発して間もなくして家内から電話があった。

 

出発して間もないころ岩手県震度5弱地震が発生したとの連絡があった。

 

家内からは気を付けて運転する様にとのアドバイス。幸い道中は地震の影響は無くスムーズにレース会場近くの駐車場に到着した。2時間弱ほどだった。


自転車を可能な限り分解して自動車に積み込んだのでまずは自転車を組み立てなければならない。サドル、DHバー、ホイールを取り付けていく。

 

余裕を持って行動しているのだが時間の過ぎるのが早く感じる。はやく組み立ててウォーミングアップをしなければならない!と気が焦る。


駐車場は草むら。足場が平らではないので作業し辛い。うっかりすると自転車を倒してしまう。

 

おまけに普段とは違う環境なのでストレスを覚える。今思い出してもレース前だというのに辛く苦しい時間帯だった。

 

また着替えをしなければ自転車に乗る事が出来ない。着替えという単純な行為ですら負担に感じてしまう有り様だった。
 
ヘルメットにはゼッケンナンバーが記されたシールを張り付けなければならない。ジャージの背中にはゼッケンを取り付けなければならない。

 

自転車にはゼッケンナンバーのシール、そしてタイムを計測するチップをフロントフォークに取り付けなければならない等々レースに出場するには実施しなければならない事がたくさんあった。

 

これらも負担に感じてしまったのだった。場馴れしていないとはこの事か。

 

しかしこれも遠征レースにはつきもの。分かっていてもチョットした事にストレスを感じてしまうのだった。


ようやく自転車の組み立てそして着替えが終わりウォーミングアップへ出発。天候は曇り。

 

まずはゆっくりと走行。

 

レースコースの試走は12時まで。それまでには試走をしなければならないので時計を見ながらの走行となる。レース当日だがすれ違う参加選手が少ない。

 

皆は何処でウォーミングアップをしているのか?と考えながら走行。


まずは1分間のダッシュを試みる。敢えて向かい風の状況で。決戦用のホイールではないので走行した感覚は重かった。

 

しかしアップの段階としてはこの様なものであろう。試走時間の終了時間が迫ってきた。レースコースへ向かう。

 

少々、遠出し過ぎた様だ。コースに辿り着くのはギリギリかもしれない。時間によっては試走を諦める事を視野に入れながらレースコースへ向かう。


試走時間の終了10分ほど前にレースコースに到着。まずは一安心。とにかく風向きが気になる。

 

昨年は強烈な向かい風に撃沈。なるべく向かい風にならない様にと思っていた。

 

しかし会場の風向きはどうみても向かい風。昨年の様な強い風ではないがスタート後しばらくは左前方からの風となる模様。
 
スタート地点近くから試走を開始。思い切りペダルを踏みそして回す。

 

しかし向かい風が予想以上に強い。

 

当初は2kmほどの走行を予定していたが500m程度で断念。

 

昨年ほどでは無いにしろ今年も風に翻弄される事になりそうだ。せっかくの試走だったがその後はゆっくりと走行。

 

路面状況やコースを確認した。しかしそんな中でレースへの不安は募る。タイムトライアル時の向かい風対策として練習してきたのだがすっかり自信が無くなってしまった。


しかし容赦なく時間は進んでいく。試走が終わって時間を確認。

 

12時過ぎ。

 

私のスタート時間は13時27分40秒。それまでに昼食を摂り、決戦用ホイールに交換しなければならない。

 

気持ちに余裕が全く無かった。気ばかりが焦ってしまい落ち着かない。この様な状態で向かい風に立ち向かえるのか?不安ばかりが募っていった。


決戦用ホイールで道路を走行してみた。先ほどのホイールと違い良く回る。そしてスピードが出る。

 

少しホッとした。

 

スタート前の召集は20分前。13時過ぎにはスタート地点へ移動した。ぞくぞくと選手が集まってくる。

 

自分より先の時間にスタートしていく選手達を見つめる。気のせいか?いや間違いなく風に苦労している様子が見受けられる。

 

スタートして間もないのに上体を揺らして走行している選手が多い。風は相変わらず左前方からの向かい風。

 

到着した頃とは違って天候は回復。空が青い。日差しは夏そのもの。強烈である。

 

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いよいよ自分のスタート時間が迫ってきた。

 

 

 

そして時間通りにスタート台からスタートした!

 

ギアは52×19Tでスタートした。回転とスピードが上がった所で17Tへ。

 

それにしても予想通りに向かい風が強い。

 

17Tは重く感じる様になってしまった。こんなはずではなかったのだが。

 

しかし落胆しているヒマは無い。

 

レース中の事なのでよく覚えていないが1kmを過ぎるか過ぎないか辺りで19Tへ戻して走行した。


とにかく向かい風にには辟易してしまった。19Tで走行してここまでペダルを踏む感触が重く感じる事は無い。

 

まるで登坂しているかの様だった。

 

息は上がり苦しい。タイムトライアルは今年で最後にしよう!とまで考える始末。結局折り返し地点のだいぶ手前からは21Tで走行していた。


昨年に続いてまたしても風に屈してしまったと落胆しながら走った。

 

納得いかなかった昨年よりもタイムが悪くなるのでは?とも考えた。

 

いずれにしてもゴールするまではペダルを踏み続けなければならない。

 

向かい風と疲労の中、回転数は落ちてもとにかく淡々とペダルを踏みそして回し続ける事にした。開き直りの心境だったのだろう。


折り返し地点からしばらくは下り区間。ギアを上げて(どのギアを使用したか覚えていない)スピードを上げた。

 

下りで若干脚を休める事が出来た。そしてやや上ってからは平坦。そしてほぼ直線でゴールへ到達する。

 

昨年はこの付近で後続の選手(しかも私より40秒~60秒遅れてスタートした)に追い抜かれた。今年もそろそろ追い抜かれるのではないか?と考えた。


それはともかくゴールまでは出来るだけ風の抵抗を受けない様にDHバーを握り走行した。

 

昨年とは違いスピードが出ている感じがしていた。DHバーのお陰かペダルを踏みそして回す分だけスピードが上がる感覚だった。

 

この調子でスタート直後から走行出来ていたらどんなに良かった事か!などと考えた。今年は後続の選手から追い抜かれる事無くそのままゴールした。


初日タイムトライアルは9分9秒。総合208人中42位。クラス別(男子G)45歳~49歳以下で24人中5位、という成績だった。総合のトップタイム(8分1秒)からは1分8秒マイナス。クラス別トップタイム(8分51秒)からは18秒のマイナス。


因みに2013年はタイム9分22秒。
クラス別(男子C)40歳から49歳以下で43人中18位。総合149人中65位。


2012年はタイム9分04秒。
クラス別(男子C)40歳から49歳以下で44人中15位。総合162人中46位。


2011年はタイムトライアルは実施していない。ヒルクライムのみ。


昨年よりもタイムを落としてしまったかと思っていたが昨年よりも速いタイムでゴールしていた。

 

これは素直に嬉しかった。残念ながら2012年の自己ベストの更新はならなかったがまずまずであろう。

 

悔しかったのは表彰台を逃した事だ。3位の選手とのタイム差は9秒。

 

非常に悔しい。

 

分かっていたらもっと頑張っていたのに!と言っても後の祭り。これが今の実力。現実を受け入れて練習、練習である。


今年は初めてDHバーを使用した。効果アリ!である。タイムトライアルには欠かせない装備となりそうだ。

 

何と言っても空気抵抗つまり走行時の風の抵抗が弱まる。

 

抵抗が弱まると身体的に(脚、呼吸)省エネ走行が可能となる。それだけ体力の消耗が遅くなり速いスピードを出せる時間が長くなるからである。

 

しかしまだまだDHバーの性能を引き出しているとは言い難い。性能をもっと引き出すには自分のスキルを今以上に高める必要がある。


それにしてもあれだけ向かい風対策の練習(向かい風での走行)を実施してきたのにまたしても風の前に屈した。

 

昨年よりタイムは速くなったものの納得がいかない。タイムが縮まったのはDHバーの貢献が「大」である。そもそも練習量が足りないのか?練習方法が間違っているのか?


練習の時の様に苦しいながらも最後まで「攻める」つまり設定したギア比と回転数を維持出来なかったのが悔しい。

 

前述の様に向かい風と疲労の中、回転数は落ちてもとにかく淡々とペダルを踏みそして回し続ける事にして開き直りでその場を凌ぐしかなかったのである。


何かがそしてそれが大きく足りないのだろう。自分が納得出来るまで追及をしなければならない。

 

間違いなく自分より速く走行出来る人がいるのだから追い付け追い越せである。

 

表現は悪いがぐうの音も出ない様なタイムを叩き出してギャフンと言わせたい。

 

上位に入るのが当たり前だと思っている奴の吠え面を見てやりたい。今に見ていろよ!


さて、2日目はヒルクライム。スタート時間は午前の7時30分過ぎ。早く宿舎に帰って栄養補給の夕食だ。

 

そして今日の疲れを取り除いてレースに備えなければならない。明日の起床時間は午前3時15分。早く就寝だ。

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