フロー(flow)な私にしてくれ

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愛犬亡くなる😭 2023年3月25日(土曜日)

愛犬亡くなる。トイプードルの雄。2023年3月19日午前5時ごろだった。12年と5ヶ月の生涯。

 

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亡くなる4日前(3月15日)の朝に愛犬が目覚め、立ち上がったときに後脚がガクガクしてまともに座る事はもちろん立つことも出来ない状態だった。

 

以前から後脚の調子が悪かった。特に右脚の状態が悪い時があった。脚がまた痛くなってしまったのだろうと思った。しばらく様子を見守っていると起きた直後のようなふらつきは収まった。歩くにしても多少足を引きずるような感じにはなってはいるがまず普通に歩けるような状態だった。

 

今から思い返してみれば、この時にすぐに病院に連れて行けばよかったと今でも後悔している。しかし、この時病院に行ったとしても、あまり先は長くはなかったのではないだろうかと思う(この後それが分かる記述がある)

 

次の日(16日)の夕方にいつもお世話になっている動物病院に診察に行った。獣医の先生にふらついて座れなかったり歩けなかったという状態を告げた。獣医の先生が「ちょっと歩かせてみてください」と言うので、診察室の床を歩かせた。

 

先生は一目見て「あー脚が痛そうだねぇ」と言った。愛犬には注射と投薬(2種類)を処方してもらい家に帰った。これでひとまず安心と思った。実は愛犬のふらつきは脚の痛みが原因ではなかった。その原因は亡くなる直前に別の動物病院に行って分かる事だが・・・・(極度の貧血が原因)

 

しかし愛犬は急速に具合が悪くなっていくのだった。いつもは散歩に連れて行って欲しいと元気にせがむような犬だった。しかし散歩は妻が愛犬を抱えて外へ出掛けなければならなくなってしまった。元気がガクっとなくなってしまった。

 

おまけにご飯をほとんどいや全く食べなくなってしまったのだ。水もほとんど飲んでいないようだった。そんな状態なので処方してもらった薬は全く服用していなかった。

 

家の中では少し歩き回るのだが、横たわる場所を変えるために歩くような感じ。その歩き方も、以前のように跳ねるような感じではなく、ヨロヨロとヨタヨタと歩くような感じだった。

 

あまりにも元気がなく食欲もないので心配になってきた。そこで3月18日の土曜日の夕方、いつも世話になっている動物病院とは別の病院に診察に出掛けた。

 

そこの病院では、血液検査やエコー撮影などまるで人間が精密検査を受けるような内容の検査を施してくれた。検査結果が出るまで30分〜40分ほどかかるという事だったので、妻と2人で待合室で待っていた。

 

そして検査結果が出た。様々な検査項目がありそれぞれの数値が表示されていた。おしっこの色が濃くなっていたのでおかしいなぁとは思っていた。それは黄疸の影響と言う事だった。そして一番びっくりしたのは極度の貧血という事だった。通常の数値よりかなり下回っていた。

 

検査の結果、判明した症状に対して点滴及び注射を施してくれるという事だった。それにも時間を要するという事で再び待合室で妻と2人で待つことになった。

 

時間がだいぶ経過した。外は暗くなり待合室には私たち夫婦だけがぽつんと取り残された。注射や点滴で少しでも症状が和らぎ、愛犬の状態が良くなって楽になってくれればいいなぁ・・・・それを願うばかりだった。

 

点滴、そして注射が終わり診察室に呼ばれた。そこで獣医の先生から告げられた診断そして愛犬の現在の状態は驚くべきものだった。

 

極度の貧血症状を改善するためには輸血が必要と言われた。ただし輸血を行うにしても、ドナー犬が手配されなければ輸血は出来ない。また、人間と同じように、自分以外の血液を体内に入れると拒否反応が起こる可能性があるとの事だった。

 

愛犬の貧血は自己免疫が赤血球を破壊しているのが原因と教えてくれた。でも、何故そうなってしまったのかは更に検査をしなければならないとの事だった。しかもこの病院ではその検査は出来ないと告げられた。

 

それにはもちろん驚いた。一番驚いてそしてショックだったのは、今日、明日に死んでもおかしくない状態です!と言われた時だった。検査の結果そして食事が全く摂れていない事がそれを示しているらしい。私はもちろん妻も茫然自失状態。足がガクガク震えた。どうしたらいいか分からない。

 

入院という選択肢もあった。しかし病院のスタッフは午後8時で勤務を終えるので朝まで面倒を見てくれるという訳ではないとの事だった。それは遠回しに入院をしない方が良い、つまり朝来てみたら亡くなっていた!という事になるかもしれないという事らしい。入院すると死に目に会えませんよ!という気遣いだったのだろう。

 

獣医の先生は我が家の愛犬の先が長くない事を分かりつつも言ってくれた。「それでは明日から毎日来院して注射を受けてください。その方向で治療を進めます」との事だった。

 

少しでも食べて元気を出す様にとペースト状のご飯(缶詰)を提供して貰った。無理にでも食べさせなければならない!と指導された。

 

病院から自宅へ戻り、部屋を暖かくして愛犬を休ませた。愛犬は人間でいうところの肩で息をするように息苦しそうにしている。でも表情からはその苦しさが伝わってこない。どんな気持ちであるか言葉にしてくれれば良いのだが、それはもちろん無理な話。これほどもどかしいと思った事は無い。

 

病院で指導された様にご飯を無理やり食べさせようと試みた。注射器に(もちろん針は無し)ペースト状のご飯を注入する。そしてそれを愛犬の口に突っ込んでご飯を食べさせるという方法だった。でも愛犬は全く受けつけなかった。唇に少しでもご飯が付着すれば・・・・とも思っていたがそれもダメだった。

 

我々夫婦は愛犬の様子を見守っていた。夜が更けていく。病院で点滴、そして注射をしてきたのに、愛犬の様子は相変わらず苦しそうだ。

 

一旦私は就寝した。その後は妻が愛犬を見守ることになった。何か愛犬に変化が起きれば私をすぐに起こしてくれる事になっていた。その変化は午前2時過ぎ(3月19日未明)に起こった・・・・・