フロー(flow)な私にしてくれ

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過去レース参戦記 2012裏磐梯スカイバレーヒルクライム1/6

第7回裏磐梯カイバレーヒルクライムに参加してきました。開催地の福島県耶麻郡北塩原村までは東北自動車道磐越自動車道を利用しました。

 

片道約400km、要した時間は約6時間でした。私は長距離の運転は不慣れなもので休み休み走行しました。もっと短い時間で北塩原村まで到着出来るかもしれません。
 
連続しての長距離運転の経験は宮城県仙台市辺りまでだったのでどうなることかと心配しました。

 

ナビゲーションはあるものの、あまりの長距離運転に(私にとって)嫌気がさして引き返してくるかも?とネガティブになってしまいました。

 

家内も『嫌になって帰ってきたりして?』とからかわれてしまいました。そうは言っていても、やはり家内や家族にはだいぶ心配を掛けてしまった様です。
 
それでも時間(練習)と費用(自転車のメンテナンス&部品)を費やしていたので棄権するつもりはさらさらありません。

 

意を決して長距離運転に臨みました。と、勇ましい事を述べましたが一旦、車を走らせると後は勢いというか慣れでどんどん車は進みます。

 

天候、路面状況は安定していましたし、渋滞はありませんでした。午前7時過ぎに出発し現地に到着したのは午後1時少し前でした。

 

時間は掛かりましたが思っていたよりすんなり到着しました。ただ、仙台を過ぎても目的地まであと150kmほどとナビゲーションに表示された時はいささかゲンナリしましたが。
 
選手の前日参加受付は午後3時から4時までです。午後3時30分過ぎまで、最悪午後4時まで帰ってくればいいと考え、昼食の後、支度を整ええコースの試走に出掛ける事にしました。

 

車体を組み上げ、服装を着替えて試走に出発です。既に試走をしている方がチラホラ。事前に受け取ったレースのコース地図を見ると道迷う様な感じではありませんでした。
 
スタートしてからは暫くの間(5~6km)は桧原湖を左手にしてのコースです。曲がりくねっており、多少のアップダウンがあるものの下り基調です。

 

スピードを出し過ぎてハンドル操作を誤ると左手の湖に落っこちていきそうです。恐らく選手達はスタート直後から突っ込んでいくと思われます。

 

接触、落車には気を付けなければ!と思いました。そうしているうちに後ろから猛スピードで私を追い越していく方がいました。ヤル気マンマンの様子でした。
 
湖畔に別れを告げ、西吾妻スカイバレーの道路に身を預け山の中へ進んでいきます。坂の斜度がややキツくなってきました。

 

しかし、悲鳴を上げるほどの斜度ではありません。ホントにヒルクライムかな?と思いつつ『中間地点8km』の看板が見えてきました。

 

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ここまではとてもヒルクライムのコースとは思えませんでした。でも、そうしたら、そうしたらです。中間地点の看板を過ぎてからいきなりヒルクライムのコースになりました!フロントギアはインナーでなければ走行出来なくなりました!

 

 
本番は明日ですので、そんなにしゃかりきにならなくてもよいと思っていたので、フロント39×リア19のギアでゆっくりゆっくり坂を上っていきました。

 

そのうち湖畔のコースで猛スピードで私を追い越していったヤル気マンマンの方が見えてきました。必死(そう見えました)にペダルを踏んでいましたがスピードは出ていない様でした。

 

私はすぐにでもその方を追い越せたのですが、着かず離れず後ろについていくことにしました。
 
私のギアはフロント39×リア19のギアでゆっくり回して走行し続けています。明日はフロント39×リア19のギアでイケルかも?と思い始めました。

 

何しろ前の方が必死でペダルを踏んでいるのに私は余裕があったものですから。でもその考えは数分後、見事に砕け散りました。

 

しばらくはヤル気マンマンの方の後ろについて走行していましたが見切りをつけて追い越しました。
 
追い越した辺りからでしょうか?さらに坂の斜度がキツくなりました。リアのギアはみるみる落ちていきました。

 

21、23、25と。ペダルを一踏み一踏みしないと上り切れなくなりました。そのうち『あと4km』の看板が見えてきました。

 

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更に坂の斜度はキツくなりました。試走&レース本番と2回コースを走ったのにあまり覚えていないのですが
『あと4km』の看板を過ぎてしばらくしてから だったと思います。

 

『東鉢山七曲り』という曲がりくねっているうえに斜度がキツい難所に遭遇しました。

 

勾配があるので山肌を左右に行ったり来たりしながら少しずつ上っていく道路です。

 

車であれば、難なく上っていくのでしょうがこちらは生身の人間です。正に一踏み一踏みしないと上り切れるものではありません。

 

左手に道路が曲がっていく地点の斜度がキツく、右手に曲がっていく地点の斜度はやや緩くなっている印象を受けました。

 

それが何回となく続きます。あまりにもキツくて試走の段階でしたが『明日ここを上るのか?やってられねぇ~』と半ば諦めた気持ちになりながらペダルを踏みました。
 
『あと3km』の看板が見えてきました。『えっ?まだ3km』もあるの?あとは疲労困憊であまり覚えていません。そして『あと2km』の看板。

 

『まだ2kmも?』明日は苦労するなぁ~。完走できるかなぁ~。そうしているうちに私より先にゴールまで試走を終えた方々が軽快に坂を下ってきます。

 

羨ましい光景です。早くゴールまで辿り着きたい!と思いました。
 
『あと1km』の看板が見えました。よし、あと1kmか!若干ですが坂の斜度が緩くなりました。標高がいつの間にか高くなっていました。

 

ここまではペダルを踏み続けるのに必死で風景を見る余裕はありませんでした。視界がだいぶ開けてきました。右手には湖が見えます。

 

突然下りの区間になりました。下りが先か『あと500m』の看板が先か覚えていませんがギアを上げてゴール地点まで全力疾走です。

 

といっても疲労困憊でスピードは全然上がりませんでしたが。明日のレースでは選手達がここでラストスパートすることでしょう!最後の最後で順位を下げない様にしなければなりません。覚えて&肝に銘じておかなければ!


ようやくゴール地点に到着です。所要時間は計測しようと思っていなかったので正確には分かりませんでした。

 

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出発時刻を基に考えると、おおよそですが53分前後ではなかったかと思います。ゴール地点を通過して進んだ所に白布峠山頂駐車場が左手にありました。ゴール後はここで下山時刻まで待機となります。
 
試走でしたが、やはりゴール後は達成感でいっぱいですね。ヒルクライムレースはレースが始まって苦しくなってくると参加した事を後悔し、ゴールを果たすとレース中の苦しさを忘れて達成感に浸ります。

 

その繰り返しですね。試走の段階でかなりの苦労をしたので本番のレースに向けて不安、心配が募ります。でも怖れて棄権なんてことは絶対にしたくありませんし、するつもりも無いです。

 
時計をみると午後3時を過ぎていました。選手の受付が始まっています。休憩をそこそこに下山開始です!
 


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