2018年9月2日(日曜日)に開催された第1回八幡平ヒルクライムに参加した。八幡平市の八幡平アスピーテラインでの開催。約200人が参加。エキスパート、高校生以上の一般、小学5年生から中学生のジュニア(ショート、メイン)、初心者のビギナーの計10部門。
各部門とも、麓の松尾八幡平ビジターセンター(八幡平市松尾寄木)前から順次スタート。ジュニア・ショートとビギナーは同市緑ガ丘の御在所パーキングまでの約8キロ、その他は見返り峠手前の路側帯まで約19キロ、標高差1083メートルのコース。
自分は男子Dクラス(50~59歳)にエントリー。このカテゴリーでは出走前で約50人のエントリーがあった。
レース後に完走証&記録証を貰った。タイムは1時間13分54秒。男子Dクラスで出走40人中で16位という結果だった。
男子Dクラスのトップタイムは1時間0分25秒。自分よりも13分30秒程速い。
総合では出走182人中71位。総合のトップタイムは何と54分09秒‼︎ 自分より約20分も速い。驚きである。
さて、レースの前日(9月1日)に現地入り。出走手続きを済ませ早速試走に出掛けた。自宅のPCで今回のコースを走行した動画(自動車内からの撮影)を視聴した。その時それほど勾配はキツくないのでは?という印象だった。
しかしその印象はあっけなく砕かれた。やはり動画と実際は違う。スタート直後からいきなりキツい上り。コース全体を時速16kmで走行出来れば1時間10分前後でゴール出来るだろうと考えていた。しかしそんな速度は出ない。せいぜい時速で12~14km。想像以上の厳しさだ。
比較的楽に走行出来る区間もあった。しかし厳しいコースであることは間違いない。初めての経験だがスノーシェルター内を走行した。スノーシェルターとはいわばトンネルの様なモノ。
吹き溜まりや落雪による交通障害を防ぐ施設だ。雪深くなる八幡平アスピーテラインには5~6ヶ所そのスノーシェルターがあり、その内部を走行しなければならない。
内部は薄暗い。上りや下り(勾配がキツい箇所もある)そしてカーブもある。路面状況はアスファルトとは言え凸凹があった。罠が仕掛けられている訳ではないが油断できない区間である事には間違いない。
結局、スタートから10km地点まで進んだ。コースの半分を少し超えた地点だ。ようやく半分まで辿り着いた!というのが実感。
途中、垂直な壁の様に見える坂があった。またダラダラと続く坂もあった。明日はこの地点からもう半分上らなければならない。そう考えると怖い様なウンザリする様な気持ちになるのだった。
レース当日。起床は午前4時20分。5時に一旦宿を出て駐車場を確保。そして6時に宿に戻り朝食を摂った。宿と駐車場の間はウォーミングアップとして走行した。
天候は晴れ。風は微風。高原地帯なので強風を予想していた。山を上れば風が吹き始めるのかもしれない。油断は出来ない。気温は20℃前後。暑くも無く寒くも無い。丁度良い気象条件だ。
7時30分から各カテゴリーが5分間ごとにスタートしていく。自分がエントリーした男子Dクラスは7時50分のスタート。その7時50分を迎えた。いよいよ八幡平ヒルクライムが始まったのである。