2019年第33回矢島カップに参加して
1stステージ
競技は13時から始まっている。スタート地点には多くの選手が集まってきていた。スタッフが点呼を取る。車体に取り付けられたナンバーカードとジャージの背中に取り付けているゼッケンの番号があっているのか確かめてくれる。
スタート時間が迫りスタート台に上がる。両方のペダルに両方のビンディングシューズをカチリとはめる。そしてスタート!4年ぶりのタイムトライアルが始まった❗️
ギアは50×19Tでスタート。先ほどのウォーミングアップ同様ダンシングでスタート直後の坂を上る。やはり重い感じは拭えない。
坂を終えて平坦へ。平坦といっても実は若干下っている。それを利して速度を上げにかかる。リアは17T→15T→14Tへと変化。速度は時速40kmを超えた。
速度には問題ない。しかし緩やかだとはいえ下り坂。しかも追い風(たぶん?)であるのに重い感じがする。疲労を早くも感じている。今一つ自転車と一体になる事が出来ていない。しかしそれでも自転車は進む。時間も。
最初の上り坂に到達。ギアの変更(下げる)はいける所まで我慢。そして堪えきれなくなりリアは19T。フロントは「50」のまま。若干重く感じるがそのまま坂を上る事にする。
坂を上り切る前にギアを変更(ギア比を上げる)すると速度が落ちる。坂を上り切り、下りに入って速度が上がり切った所でギアチェンジ!折り返し地点までは下り坂。結構な距離となる。折り返してからは結構な距離の上り坂に変貌するが‥‥
下りを利して速度を上げにかかる。そしてケイデンスを上げる&保つ。時々脚を休ませ次に迫りくる上り坂への準備をする。コースの半分でかなりの疲労を感じている。直後の上り坂に対応出来るだろうか?と不安になる。
折り返し地点の標識を右回りでクリア。わずかな平坦部分を「助走」にしてピークが3回ある上り坂に突入していった。最初の上り坂同様ギアは50×19T。ケイデンスよりも筋力で上り切る事にした。
フロントギアを「34」にするよりも力は使うが息はそれほど乱れない。上りが緩むとリアのギアを19Tから17Tへ。そしてキツい上りが始まると19Tへ変更とそれを3回繰り返した。はっきりとは覚えていないがまずまずの速度でピークが3回ある上り坂をクリアしたと思う。
次はゴールまで最後の下り坂。速度を上げるだけ上げてゴールまで!と思っていた。しかしそれまでの疲労が考えていた以上に蓄積されてた様だ。
速度を上げなければいけない下り坂で脚を休ませてしまったのである。下り坂部分で出来る事は身体を屈めて空気抵抗を減らす事ぐらいだ。
下り坂はあっという間に終わった。後はゴールまで!だがそう簡単にはゴールさせてくれなかった。下り坂を利用した速度を保とうとしてギア比は高く(50×13T、14T)ケイデンスは出来るだけ保とうとした。
しかし勾配は緩いもののダラダラ続く坂。加えて向かい風。そして自分自身の疲労。いくらペダルを回しても近づいてこないゴール。速度はみるみる落ちる。
時速で33~36kmを出すのが精一杯。ラストスパートをするだけの余裕がない。疲労困憊のままようやくゴールに辿り着いたのだった。タイムは13分02秒56。エントリーした男子Eクラスでは72人中14位という結果だった。
あわよくば自己記録更新(12分46秒)を目論んでいた。しかし18秒お及ばず!だった。4年ぶりにしてはまずまずなのかもしれない。ゴールまで疲労困憊していた部分でもうひと踏ん張り出来ていたら12分台だったかもしれない。後悔しても遅い。
重くても良く回るホイール、つまり今回のタイムトライアルで使用したもの。そのホイールで走行を重ねていなかった、つまり練習不足が走行中ホイールに重さを感じてしまった原因。良く回るという利点ばかり見ていてそれを(ホイールを)使いこなすという視点に欠けていた。
そしてパワー不足。これも練習不足だろう。坂の下からダンシングで(ギアは50×19Tや17T)坂道を上る練習が足りなかった。これも重くても良く回るホイールを自分のものに出来なかった原因だ。
後悔や反省は今後に生かしていかなければ意味が無い。今年参加するレースはもう一つ(八幡平ヒルクライム)残念ながらそのレースにはタイムトライアルは無い。今回の後悔や反省は2020年のタイムトライアル競技で挽回したい。
さて次はヒルクライムだ。こちらは2年ぶり。タイムトライアルと違って良い意味で緊張感が少ない。大勢で一緒にスタートするからだろう。かといってレースそのものが楽だという訳ではないのだが。どうなるか?
2019年第33回矢島カップ初日タイムトライアルは
こんな感じでした。