第5回きたかみ夏油高原ヒルクライム(2015年7月4日、5日開催)に参加した。4日に約5.5kmのタイムトライアル、5日に約18kmのヒルクライムレースが行われた。
二日目のヒルクライムは40分41秒。766人中95位。エントリーしたエキスパートクラスでは24人中の24位(前日に続き最下位)トップタイムはゲスト選手の35分04秒。エキスパートクラスのトップタイムは35分07秒。トップタイムから5分37秒そして5分34秒の遅れ。
タイムトライアルでのどうにもならない実力差。あれこれ考えても一晩で解決する訳がない。ヒルクライムでの苦戦は必至だ。とにかく早く寝て疲れを取り除く事を考えて就寝した。
5日は午前3時30分過ぎに起床。スタート近くの駐車場はアスファルトで都合が良い。自転車の組み立てが行い易いのだ。でも早く到着しないと満車になってしまう。他の選手達もそれを知っているから急がばければならない。満車になると砂利の上か草むらの中に駐車しなければならない。
朝食をコンビニで購入し駐車場へ到着。やはり出足が早い。午前5時前なのに7割ほど埋まっている。早々に車を駐車して落ち着くことにした。早めに起床して良かった。
自転車を組み上げる。スタンドを取り付けて車の側に置いた。そして朝食。通常よりかなり早起きしたので食欲は余りない。しかしここで食べておかないと後々に響く。後になればなるほど時間は無くなる。また食べておかないとハンガーノック(低血糖症状)に見舞われるのだ。レースどころではなくなってしまう。
ゴール地点の天候が悪くなった場合に備えてスタート前に自分のリュック等に雨具を入れる。それを大会スタッフに預ける。大会スタッフは預かった荷物を車でゴール地点へ運ぶ。選手はゴール後預けた荷物を受け取る。その荷物を受付に預けた。
時間は午前5時30分少し前。1時間ほどウォーミングアップの予定だったので丁度良い時間だ。これから走り出せば余裕を持って7時前にはアップを終える事が出来そうだ。準備を整えて出発した。
行きに30分、帰りに30分として走行開始。レースはヒルクライムといってもスタートしてからしばらくはほぼ平坦。エキスパートクラスにエントリーしているので選手達はこの平坦区間は相当な速さで進んで行くはず。
しかし前日のタイムトライアルの結果を鑑みれば自分は果たしてついていく事が出来るかどうか疑わしい。ここで引き離されると相当苦しい展開になる。不安でいっぱいだ。果たしてどうなるのか?
平坦区間が終わり多少のアップダウンを繰り返していく。坂道ではどんな速度になって進んでいくのか?ついていけるのか?平坦区間と同様に不安がよぎる。
相当速いんだろうな~
あれこれ考えているうちに30分を経過しそうだ。引き返して駐車場に向かう。
エキスパートクラスのスタート時間は午前7時30分。開会式が7時15分から。それほど腹は空いていないが羊羹を1/3ほど食べる。そして自転車の確認を済ませトイレへ。準備はOK。スタート地点へ向かう。
エキスパートクラスは結局24人が出走した(自分を含めて)それにブリヂストンアンカーの選手が加わり25人がスタートした。
さて平坦区間である。予想通りに物凄い速度で進んでいく。離されてしまうのではないか?と心配していたが幸い脱落する事もなく集団の後方に落ち着く事が出来た。まぁここまでは上手く事が運んだという感じだ。
しかしそれもコースの半分過ぎに現れる坂で終わり。平均勾配7%の坂が約1.5kmほど続く。ここであっさり集団から千切れてしまった。
自分の速度は16~17kmほどだった。先行する選手達はそれ以上(恐らく20km以上)で上って行った模様だ。脱帽である。
そこからは2週間前の「鳥海山ブルーラインヒルクライム」と同様に一人旅。時速16~18kmで坂を上っていく。もっと速度を上げたいが後に響く。自分の実力の無さにウンザリしながらレースは進む。
もっと坂を速く上るにはどういう練習をしたらよいのだろうか?もっと体重を落とさなければならないのだろうか?寒い思いをして冬期間に練習を行ったのは無駄だったのだろうか?あれこれ考えながら走行していた。
そのうちにエキスパートクラスのスタートから2分後にスタートした選手達に次々と追い抜かれていった。成す術が全く無い情けない状態だった。
それでもゴールは確実に近付いてくる。スキー場のレストハウス前がゴール。スキー場の敷地内に入った辺りで残り約1km。その時点での自分のタイム(覚えていない)を鑑みてせめて40分は切りたい!と思った。必死にペダルを回す。もしかしたら40分が切れるかもしれない!
しかしスキー場の敷地は広い上にゴールまで上り坂。健闘空しくゴールする前に時計の表示は40分を超えた。そしてゴールへ。タイムは40分41秒。766人中95位。エントリーしたエキスパートクラスでは24人中の24位(前日に続き最下位)
トップタイムはゲスト選手の35分04秒。エキスパートクラスのトップタイムは35分07秒。トップタイムから5分37秒そして5分34秒の遅れ。という結果だった。
2週間前の「鳥海山ブルーラインヒルクライム」で実感したある程度の速さを保ちつつ坂を上るというスキルが自分には無い!という事が今回も露呈した。自分に腹が立つ。今までの練習は一体何だったのか?無駄だったのかも?
しかし7月25日、26日には「矢島カップ」が開催される。ふて腐れている場合ではない。今回のレースを迎える時と同様、期間は短い。
しかし出来るだけの事は実施しようと考えている。まずはそして今まで登坂練習をしていた高尾山。先日、偶然ではあるが反対側の坂を確かめる事が出来た。
距離はいつもの坂より長く約8~9km(平坦部分も若干ある)。これは練習に使えると確信。しかし上り口に辿り着くまでは60~90分はかかる。土日の時間に余裕がある時に上るしかない。またかなりの山奥。遭難してしまう怖れがある。十分に注意して坂を上りたいと考えている。
2015年第5回きたかみ夏油高原ヒルクライムは
こんな感じでした。