2014年9月20、21日の両日に「第二回サイクルロードレースin由利本荘」に参加した。
レースの開催場所は秋田県由利本荘市にある秋田県立大学本荘キャンパス内の特設コース(1周約1.1km)。タイムトライアル、ポイントレース、クリテリウムのレースが行われた。
数個の参加クラスが設定されていた。
各種レースで上位入賞経験のある「エキスパート」レース経験豊富な「ミディアム」
レースに参加経験のある「ノービス」
レース参加経験の無い(あるいは少ない)「ビギナー」そして「レディース」「小学生」
私が登録したのは「ノービス」。初めてのレースそしてコースだったので‥‥‥
「ノービス」は年齢順に二組に分けられてAとBとなっていた。
私は年齢の高い方の組「A」に登録されていた。このグループは上はナント70歳!から下は40歳という年齢幅が大きいクラスだった。
この大会は二日間を通じて獲得した総合ポイントを争うものでクラス別に順位が争われる。
ポイント付与のルールはここでは割愛する。画像の通りと言ってしまえばそれまでだが、文章で説明すると分かりにくくなってしまう。
いずれにしても画像の通りである。
私が理解出来たのは初日が終わった後の表彰式だった。
種目は20日の初日に個人タイムトライアル(2周回)とポイントレース(10周回)。
21日の二日目はクリテリウムレースを2回(ノービスクラスは6周回と10周回)
20日はタイムトライアルを実施してそのタイムを基に(速い順に)2クラスに振り分けられる。振り分けられた2つにクラスそれぞれでポイントレースを行う。
ポイントレースは周回ごとにゴール線を早く通過した順番でポイントが与えられる。1位が3点、2位が2点、3位が1点である。
最終周回つまりゴールした時はゴールポイントとして1位が6点、2位が5点、3位が4点与えられる。
18日の夕方にハンドルを交換した車体が自宅に戻ってきた。ハンドル幅は400mmから380mmになった。
19日に試乗して調整しようと思っていたが結局その日は自転車の乗る事が出来なかった。
ハンドルを交換して初めて乗ったのは20日のレース当日の朝である。由利本荘市に向かう前だった。
乗ってすぐにハンドル幅を交換して正解だったと感じた。
まず前傾姿勢が自然にとれる様になりダッシュ時の加速がそれまでと見違えた感じだった。
何故ならハンドルを握るポイントが手前に移動してきたからである。それまでのハンドルでは握るポイントが前だった。
乗車姿勢を横から見ると背中が反り返ってしまうと同時に胸を張ってしまっていたのである。
またハンドル幅が広過ぎて腕が疲れ易い上にダッシュ時にパワーロスが発生していたのである。
長さの変化としてはわずか数センチ。しかし、乗り心地がガラッと変化した。
レース直前で不安だったがハンドルを交換して正解だった。しかし今にして思えばその時サドル高も変更(高く)しておけば良かったと反省している。
サドル高を変更したのは次の日(21日)だった。21日はハンドル幅の変更&サドル高を高くしたお陰で快走したからである。
さて、タイムトライアルに備えて1時間半ほど前からウォーミングアップ開始。
私のスタート時間は14時21分00秒。招集は14時12分。
先日の矢島カップでのタイムトライアルでは暑さに加えてウォーミングアップのやり過ぎでレース結果が思わしくなかった。
その反省からウォーミングアップはやり過ぎずほどほどに実施した。
ゆっくり走行する事から始めた。
その後徐々にスピードを上げていき、短いダッシュを数回繰り返した。スタート時間が近付いてきたらゆっくり走行する様にして身体が冷えない様にして過ごした。
周回コースに加えて石畳に路面があるのでどの程度のタイムが出るのか全く想像がつかなかった。
15日に試走はしていたが車止め等の障害物があった上に人や自転車の往来があったのでタイムは計測不可能だった。
試走していたお陰でコース取りは頭に入っていたが実際のレースのスピードではどうなるか分からない。正に出たとこ勝負のタイムトライアルである。
通常のスタートとは違い、計測ラインを通過してからタイムの計測が開始される。
若干の距離ではあるが助走でスピードを上げる事が出来る。その計測ライン目がけてダンシングでスピードを上げてスタート!
スタートしてすぐに左方向へ緩いカーブ。前傾姿勢を保ち進む。
カーブが終わると左90度のカーブ、おまけに石畳となる。
道幅を目いっぱい使用し石畳が始まるカーブへ外側から突っ込んだ。
スムーズに進入出来たが石畳は想像以上にガタガタしている。そして若干の上り。
僅かな距離だが石畳&坂にスピードをカットされてはならない。スピード維持の為にしっかりとペダルを回す。
石畳が終わると今度は右方向に90度カーブ。曲がり切ったあとの路面はフラットで滑らか。左方向へカーブが続く。そのカーブが終わると直線区間である。
全力の一歩手前の力で直線区間を進む。加速してスピード維持を図る。ここで力を出し切ってしまうと後半に響く。
焦る気持ちを抑えて前へ前へと自転車を進める。直線区間が終わると左へ90度のカーブ。
加えて上り。
なるべく直線区間でのスピードを落とさず曲がりながらそして上るというコース。
曲がり切って上りになったらサドルからお尻を上げてダンシングで坂を上る。
パンク予防という事で決戦用の薄くて軽いタイヤではなく練習用の肉厚のタイヤを装着。
厚いのでやはり重い。坂を上る感触が重い。しかしパンクでレースを台無しにするよりはマシ。
坂を上り切って下りながら左へカーブ。ブレーキを効かせず身体をカーブの内側方向に傾けてカーブを通り抜ける。
そして下りながらゴールラインを超えて1周回目が終了。2周回目に突入。2周回目はやや疲れが出始める。石畳後の直線区間では思っている以上に加速できずスピードが出ない。
維持する事で精一杯。そして上りへ。最後の力を振り絞り上る。上り切ったら後は下ってゴールへ飛び込むだけ。
下りを利用して回せるだけペダルを回してゴール線を通過。
タイムは3分09秒096。参加選手では10番目の記録。望外の結果だった。
タイムトライアルはこんな感じでした。