フロー(flow)な私にしてくれ

興味が湧くなら何でもアリ。ストライクゾーン広めで綴ります

2013年 裏磐梯スカイバレーヒルクライム3/3

号砲一発!

 

私のカテゴリーがスタート。スタートしてからしばらくは湖畔沿いの曲がりくねった細い道路を走行する。

 

昨日考えた様にスタート直後に飛び出して先頭グループに収まるか、それとも様子を見ながら走行するか?路面は勿論ウェット。
 
しかし、それどころではなかった。歯がガチガチ鳴りブルブル震えていたのでスタートしてからの事は後回し。

 

ゆっくりスタートしたと思ったが他の選手があまり飛び出していかない。数人の選手が飛び出している。勢いでその飛び出した集団に追走する事になった。

 

それにしても他の選手の勇気というか思い切りの良さには関心させられた。繰り返すが路面は完全にウェットで水が溜まっている箇所が沢山ある。そして下り基調。

 

それなのにドライな路面の様にスピードを出してしかもカーブに突っ込んでいく。全くスピードを緩めずに!


私はカーブ手前でブレーキングして極力転倒しない様に走行していた。しかしそのブレーキングでスピードが緩むたびに追い越されていく。

 

最初の先頭集団に追走した時は5~6番手だったが湖畔沿いの曲がりくねった細い区間では相当順位を落としたものと考えられる。

 

はっきりは分からないがこの区間を終えた時には20~30番目くらいになっていたかもしれない。

 

他の選手はこの道に慣れているのか怖いもの知らずなのか分からないが本当に関心してしまう。
 
湖畔沿いの曲がりくねった細い区間を経ていよいよ登坂区間へ。

 

「矢島カップ」の時もそうだったが坂だからといっていきなりフロントギアをインナーにチェンジせず、まずは52×19Tで上る事が出来る所まで上った。

 

これも「矢島カップ」のときと同様上手くいった。他の選手はフロントギアをインナーに入れてリアのギアを歯数の多い(恐らく24T以上)ものにチェンジして走行していた。

 

私のケイデンスはそれほど高くないのに軽いギア比で走行している他の選手達を次々と面白い様に追い抜いていったのである。

 

コースの行程としては半分を過ぎているが登坂は始まったばかり。ここでそんな軽いギアじゃこの先どうすんだ?と思いやる様な気の毒の様な気持ちになった。


相変わらず雨は降り続いている。スタート時は震えて寒かったのだが走行中は全く寒さが気にならない。

 

濡れてしまうのは厄介だが快適と言えば快適。途中で給水地点があったが今日は給水は必要なかった。

 

自分で用意したドリンクで間に合った。スタート時にこの先山で凍えてしまうかも?と思ったのだが杞憂だった。

 

時折雨が激しく降り、ヘルメットから伝わってきた雨が息を吸い込んだ時に鼻から入ってしまい、ツーンとした感じになったのは困ったが。


他人の事を考える余裕があったのはここまで。

 

はっきりとした表示はなかったので分からないが残りの6~7kmは正しく恒例の「黄金のタレ」の晴れ舞台(+o+)  

 

残りの距離を残してほぼ力尽きた感じになった。52×19Tが重くなり、フロントをインナーにチェンジ。39×19Tで走行。

 

しかしすぐに21Tへ。

 

そして24Tへ。

 

距離を踏むたびに疲労が重なり最後の28Tへ。残り
3km近く、いやもっと?は39×28Tで上っていったのではないだろうか?


「だろうか?」ではなく、その通りだった。息は上がり脚はパンパン。

 

ペダルを踏めども踏めどもゴールは見えて来ない。あのカーブを曲がったらゴールが近いはず!

 

なんていう風に勝手に思った場面は二度三度ではなかった。

 

とにかくはやくゴールに
辿り着いてこの息苦しさから解放されたい一心であったのである。

 

だったらヒルクライムなんぞ止めてしまえと言われるかもしれない。しかし止められない。

 

上り切ったあとの解放感と達成感は何物にも替え難いのである。


息は上がり脚はパンパン。ペダルを踏めども踏めどもゴールは見えて来ない半ば絶望的な状態で喘いでいる私をやはり追い抜いていく選手が居た。

 

サドルから腰を上げてダンシングで軽快に!とまではいかないものの私を含めた選手達をあっさり追い抜いて行く選手に脱帽である。

 

いつも思うのだがどんな練習を実施すればあの苦しい中で坂をグイグイ上っていけるのだろうか?


「きたかみ」の後、脚力を身に付ける負荷を掛けて登坂練習を実施。その成果が「矢島カップ」の前半に表れた。

 

今回の「裏磐梯」も然り。しかし「矢島カップ
も「裏磐梯」も後半は恒例の「黄金のタレ」。

 

脚力もさることながら、持久力というスキルも向上させていかなければならない。そうしないと今後タイムは頭打ちになるのではないだろうか?

 

もう一歩、いや二歩三歩踏み込んだつまりキツく
苦しく今より負荷を掛けて(距離、ギア比等)練習をしなければならないだろう。


そしてどうにかゴール。タイムは去年より約50秒ほど落としてしまった。

 

しかしレース前日からの悪天候、そしてレース前の天候不良で街道練習が全く出来ず調整不足気味の中でよくやったと思う。

 

総合順位は601人中84位。カテゴリー別では276人中25位だった。

 

総合トップのタイムは分からないが私のカテゴリーのトップタイムとは5分の差があった。上には上が居るものである。

 

それにしても今年は参加したレースは全て雨に降られた。

 

今回は洗濯物を大量に生産。レース前日に濡れて汚れたジャージなどを洗いたかったが宿には洗濯機が無かった。

 

宿の主人から風呂場で洗う様にと言われてジャージを手洗い。

 

水気を取ろうにも脱水出来ないので手で絞った。しかしそれにも限度がある。

 

部屋干しして床を濡らす訳にもいかないので玄関そばの物干しで乾かす事に。

 

しかしあの天候では乾くはずもなく濡れたまま回収。そしてそのまま自宅まで持ち帰った。

 

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二日間の洗濯物で二回の廊下は画像の通り。これでまだ半分しか写っていないのである。

 

私の洗濯物で2回、洗濯機を稼働させてしまった。来年は雨が降る事が無ければよいのだが。

 

しかし猛暑も困る。

 

どちらにも対応して尚且つ今年のタイムより速くゴールをしたいものである。それには練習、練習、練習あるのみ。

 

 


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