裏磐梯スカイバレーヒルクライム当日(2013年9月8日、日曜日)起床は午前4時。
昨日午後からの雨は一晩経っても止んでいない。一晩中降っていた。時折屋根を激しく叩き付ける雨音がするほど雨が降った時間帯もあった。
先が思いやられるがレースは開催される。身支度を整えて荷物を車に積み込み4時30分に宿を出発。朝食を調達するべくセブンイレブンへ。
早朝でしかもまだ朝日が顔を出していない暗い時間だが来店客は多い。どうやら今日のレースに参加する選手達が来ている様だ。
おにぎり2個とサンドウィッチを購入。会計を済ませて店を出たらまた雨が激しく降ってきた。ホント先が思いやられる。
午前5時前にスタート地点近くに到着。車体を組み立ててウォーミングアップといきたいところだがまだ空は暗い。
もう少し待つ事にした。予定では5時30分過ぎからアップを始めるはずだったが6時に変更。
何気なくスイッチを入れたラジオから2020年のオリンピックが東京で開催される事になったとの実況があった。
そういえば今日(9月8日)はそんな日であった。ニッポン放送(1242)を聴きながら腹ごしらえ。おにぎり一個にサンドウィッチ。
ニッポン放送のラジオでは午前3時頃からブエノスアイレスからの中継を交えて放送(勿論、生放送)をしていたらしい。
雨が少しでも止んでくれたらとの期待とは裏腹に雨は降り続ける。意を決して行動開始。
自転車に乗り出すと嫌でもずぶ濡れになるがそれまでは極力衣服、身体を濡らしたくないので雨を避けながら車体を組み立てる。
そして着替え。だいぶ空が明るくなってきた。太陽が顔を出した訳ではないのだが。下山用の雨具を着てアップをする事になった。
雨の中のアップは今年3回目。きたかみの両日、そして矢島カップの初日。その時はまだ暑かったので半袖にレーサーパンツで濡れても気にならなかった。
しかし今日は9月。そして標高が高い。身体をなるべく冷やさない様にしなければならない。それにしても今年参加したレースは全て雨にたたられた。
そのお陰で暑さに参ってしまうという事はなかったのだが。どちらが良いか、良くないかと言われれば雨が降らない事には越した事はない。
いずれにしても自分に都合の良い天気なんてものは期待しても無理。暑さ対策、そし雨対策は怠ってはならない。
今回の裏磐梯ではあらためて雨対策ついて考えさせられた。
まずは雨具は2組必要。アップ用とレース用。ウィンドブレーカーと長袖ジャージ。
濡れてしまった衣服を着るのは気持ちが良くない。またシューズカバーは雨用のものを準備しなければならない。
雨が降っていなくともそれをシューズの上から履くと僅かながらであるが空気抵抗を少なくする効果がある。
次のレース(来年か?)までに準備しなければならない。さてウォーミングアップ開始。あっという間に全身ずぶ濡れ。覚悟をしていたものの少々ウンザリ。
アップは本格的な上りが始まる地点まで走行。そして数回39×19Tで坂を上る事にした。起床してから時間が経過していない事もあり身体が重い。
なかなか身体が温まらない。でも止める訳にはいかない。
スタートしてからしばらくは湖畔沿いの曲がりくねった細い道路を走行する。路面は勿論ウェット。一人で走行するのでさえ慎重になる。
ここを集団でしかもスピードが出して走行するのは危険が伴うだろう。
昨日考えた様にスタート直後に飛び出して先頭グループに収まるか、それとも様子を見ながら走行するか直前まで悩む事になりそうだ。
相変わらず雨は降り続いている。本格的な上りが始まる地点まで到着。そういえばゴール後に受け取る自分の荷物がある。雨具等を入れるリュック等。
その荷物の受付が午前7時10分。あまりウォーミングアップに時間を費やしていられない。おまけに雨が激しくなってきた。
身体を温めに来て冷やしてしまったら元も子もない。数回39×19Tで坂を上る予定だったが1回上るだけに留めた。
来た道を戻って自家用車に戻る。そしてゴール後に受け取る自分の荷物を受付に届けた。
まずは一安心。あまり腹は空いていないのだが何か食べておかなければ後々ハンガーノックに陥る。
無理にだったがおにぎりを1個食べる。そして練習用のホイールを取り外してレース用のホイールを取り付ける。
そしてエアーを注入。普段よりやや多めにエアを入れる。下山用の雨具を着てアップしたのだが濡れたままでリュックに入れて受付に預けた。
ゴール後はあっという間に身体が冷えるし下山時の走行で身体が冷えるのは目に見えている。仕方がない。
そうしているうちにレースのスタートが近い事を告げるアナウンスが聞こえてきた。自分の出発時間は午前8時02分。身支度を整えてレースに出場する格好になる。
それにしても寒い。歯がガチガチ鳴っている。ブルブル震えていた。思っていたより体が冷えてしまった様だ。
少しでも身体が冷えない様に脚にサロメチールを塗りたくった。肌が白くなるほどに。全く塗らないよりは体温の低下を防げるだろう。
カテゴリー別に各選手が出発していく。10分程前にスタート地点に到着。
しかし都合で全てのグループが5分遅れで出発する事になった。身体が冷えているし冷えていくのでなるべく早く出発して欲しいものである。
周りの選手の格好を見ると様々である。ウィンドブレーカーを羽織っていたり、ビニールの合羽の裾を短く切っている人。
中には大きいビニールの袋を細工して頭と腕を出してそれを被っている人。それぞれの雨対策である。
私はどうなるか分からなかったがいつもの通りの半袖ジャージに短いレーサーパンツ。
ゴールの方の山を見ると雲が掛かっている。この格好(半袖、短パン)で道中凍えてしまうかも?と考えたりした。
どうなることやら。そうしているうちにスタートの時間がやって来た。号砲一発!スタートである!