画像は今回宿泊させて頂きましたペンション『花きりん』様です。
レース当日は午前4時15分起床の予定でした。
午後10時過ぎに就寝。やはり寝床が変わるとなかなか寝付けません。うつらうつらと時々目を覚まして時間を確認しながらベットに寝ていました。
ようやく寝付きグッスリ寝ていましたが、午前3時前にドーン!と下から突き上げる揺れに見舞われました。
どうやら地震の様です。
ビックリして目を覚ましました。別の部屋からは女性の悲鳴が聞こえてきました。しかし地震はその後収まり、事なきを得ました。
ところが最初の地震ほどではないものの地震が短い間隔で起きるではありませんか。最初の地震と同様に下から突き上げる揺れです。
明け方まで4~5回は揺れたのではないでしょうか?私は昨年の東日本大震災の余震なのだろうと思っていました。
目覚まし時計は午前4時15分にセットしていましたが5分間に起きました。身支度を整え出発です。
東の空が明るくなってきました。裏磐梯の朝は涼しいというより寒いくらいです。まずは朝食の調達です。
昨日消毒薬を購入した近くのセブンイレブンへ向かいます。早朝ですがレースに参加しそうな方々来店しています。おにぎりやパンは豊富にあります。
7月の『夏油高原ヒルクライム』でスタート会場近くのローソンはパン、おにぎりがスッカラカンでした。その時と比べると雲泥の差ですね。
おにぎり2個、サンドウィッチを購入しました。急いでスタート会場近くの駐車場へ向かいます。
広い駐車場ですが出来るだけトイレとスタートラインに近い場所を確保しなければなりません。細かい事ですがこれが結構バカになりません。
試合前にはあまり動きたくないものですから。また盗難予防の意味もあります。
ウォーミングアップは午前5時30分に出発して1時間程度走行し、午前7時まで食事を済ませ開会式(午前7時30分開始)に間に合う様にするという予定を立てました。
車体を組み上げてウォーミングアップに出発です。やや肌寒いですが走行しているうちに体が温まる事でしょう。
左手に湖を見ながらの走行です。当たり前ですがウォーミングアップをしている方がチラホラ。
昨日試走したはずなのにコースの印象がまるで違います。中間地点までは下り基調と思っていたのに考えていた以上にアップダウンが激しくビックリ。
嫌な予感、嫌な感じ。それでも走行し続けます。なんか身体が重い感じがします。レース用のホイールで走行しているのですがペダルが重い。
う~ん、変だな。中間地点までは無理をせずにゆっくり走行しようとしていましたが、思いがけずゆっくりしか走行出来ません。
ようやく中間地点に到達しました。ここから本格的な上りです。昨日は余裕をもって39×19で走行しましたが、今日はビックリ!嫌な予感は当たりました。
39×19どころではありません。39×21、いや24or28でないと坂に太刀打ち出来ません。おまけに息がすぐに切れてしまいます。ガーーン!ウォーミングアップの段階でこんなに苦しいなら本番はどーなるんだ?!
ゴールまで辿り着けないんじゃないだろうか?ものすごく不安になりました。
予定時間が迫ってきたので駐車場に引き返しました。困ったなぁ~本番はどーしよう?不安を抱えつつ走行します。
他の選手たちが走行しています。やたらと調子が良さそうに見えてしまいます。本番まであと僅か。身体の調子はもどるかなぁ?無理かも。
せっかく裏磐梯まで来たのに・・・・容赦なく時間は進みます。駐車場に戻り朝食を食べました。
おにぎり2個、サンドウィッチ、カロリーメイト2本、ウィダーインゼリー1個、チオビタドリンク1本を平らげました。
不安で仕方ないのによく食べることが出来ました。やや食べ過ぎた感があります。でもレース途中でハンガーノックになるよりはマシです。
走行距離16kmでハンガーノックになろうはずもありませんが。でもこの食事量で正解だとは思いませんでした。それを知るのはゴールしてからなのですが。
開会式の時間となりました。大会会長のあいさつや競技審判員からの注意がありました。
ゲスト選手の片山右京さんからも挨拶を頂きました。『坂好きの変態の皆さん、おはようございます!』というなんとも言えない、また、言い得て妙なあいさつに参加選手一同は苦笑い。
言い返すことも出来ません、というかその通りですからね。
そのうちに開会式中ですが眠くなってきました。車体を地面に寝かせ、体育座りでしばし仮眠。
といっても挨拶やBGMの音がうるさくて熟睡は出来ませんでした。でもこの僅かな時間の睡眠がウォーミングアップ時の身体の重さを軽減してくれました。僅かな時間でしたがスッキリしたのです!
おまけに寝覚めのBGMがリッキー・マーティン!そしてトム・クルーズ主演の映画『トップガン』の主題歌が会場に響き渡りました!
沈んでいた気分が否応なく盛り上がってきました。スタートしてみないと分かりませんが何だか、イケルんじゃないかな?と思いはじめました。
いよいよスタートの時間がやって来ました。当初の予定より5分遅れてのスタートとなりました。
アスリートクラス、ロードレーサー女子、MTB女子、ロードレーサー男子C、MTB男子、ロードレーサー男子A、ロードレーサー男子Bの順にスタートしていきます。
人数が多いカテゴリーは50~60人のグループに分かれてそれぞれスタートしていきます。
私はロードレーサー男子Bの最後のグループでした。出発時刻は午前8時9分です。号砲一発!スタートです!